SST『 人のために何かをすると幸福度が高い 』
- moshimoshisapporo
- 2023年9月26日
- 読了時間: 3分
更新日:2023年9月28日
「ふむふむ。人のために何かをすると幸福度が高いのかー。」

「自分の幸福度を高めるために、誰かに何かしろって?」
「もうすでにパラドックスじゃん。」

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午後のSST、スタートです ☺︎
みんなは、どんな時に幸せを感じるでしょうか?

「休みのときー!」
「野球してる時!」
「弟が生まれた時!」
もし100万円持っていたら何をしますか?

「貯金する!」
「ゲームを買う!」
「世界中の人に分けてあげる!」
これらを大きく分けると、自分のために使うと誰かのために使うの2つに分かれますね。
貯金や買い物は、自分のためです。
世界の人に配ったり誰かに何かを買ってあげるのは、人のためです。
さぁ、この自分のためにお金を使うのと、人のためにお金を使うので、幸福感、つまり幸せと感じる度合いが違うことが研究でわかっているのでお話します。
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2008年に北米で行われた実験です。
まず参加者には、自分の幸福度を100点満点で評価してもらいます。

その後、2つのグループに分け、
1つのグループの人には「2000円で自分の好きなものを買いなさい。」
もう1つのグループの人には、「2000円で、誰かにプレゼントを買いなさい。」
と伝えました。
みんなが買い物を終えた後、また自分たちで自分の幸福度を評価してもらうと。
自分に物を買った人たちより、誰かにプレゼントを買った人たちの方が、幸福度の上昇率が高いことがわかりました。
またこれは2012年、2歳未満の子どもにお菓子をあげて、その表情で幸福度をはかる実験です。

1つのチームには、自分でそのままお菓子を食べていいよ、と伝えましたが、
もう1つのチームには、人形におやつを分けてあげるように伝えました。
そのすると、人形にお菓子を分けてあげた子の方が笑顔が多く見られたそうです。

さらに子ども達は、追加でもう1つお菓子をもらって人形にあげた時よりも、
自分の分を分けて与えた時の方が幸せな顔を浮かべる、ということがわかりました。
ここからも分かる通り、人は自分のために何かをするよりも、
人のために何かをする方が幸福になれるのです。
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それではここで、しんちゃんが考えた『ぶりぶりざえもんのぼうけん』というお話を紹介します。

さっきの話をよく説明してくれます。

ぶりぶりさえもんは、お宝が欲しくて、お宝ちょーだい山に行きました。

そこでは困っている人たちに出会いました。
レースクイーンのハイヒールやOLのコピー機を直してあげると、お礼にF1のチケットと居酒屋のドリンク券をもらいました。
山を登り進んでいくと、今度はお腹が痛くて泣いている女の子に出会います。

女の子はお礼にあげられるものも何も持っていないと言いましたが、
ぶりぶりざえもんはF1チケットとドリンク券と引き換えに薬を買い、女の子に渡しました。
気がつくと山頂まで登り詰めていたぶりぶりざえもんは、何も手にしていませんでしたが、

心の中にはたくさんの宝物を抱えていました。

おしまい。
ぶりぶりざえもんが手に入れたものはなんだったでしょう?
と質問すると、
「みんなの喜ぶ笑顔!」
と、答えてくれました。
その通り!
F1チケットもドリンク券も、1回使ったら終わりだけど、
人々の笑顔はなかなか消えない、心に貯まる宝物になりますよね。
とーってもいいお話でした◎
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さてここで、三尺三寸箸というお話に基づいたクイズをします。
渡部さんと大庭さんは、長さ1m近い箸を持っています。

目の前にあるマシュマロを食べたいのですが、全然上手くいきません。

どうしたらいいでしょう?
答えは、先ほどのお話にもあったとおり、
「お互いが相手のためにマシュマロを運んであげる」でした ☺︎

こんな風に、みんながみんなを助け合って生きていければ、幸せを感じやすい世界になるのかもしれませんね。
自分のことばかり考えて欲張りにならずに、誰かのために、みんなの役に立てることこそが幸せなんですよ◎
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