SST 『 狐の言いつけ 』
- moshimoshisapporo
- 2020年9月30日
- 読了時間: 2分
あ!室内でバット振り回している子がいるよ。
危ない。誰か怪我するかもしれない。

そんな時は、おとなの人に『言いつけ』るのが一番ですね(自分が怪我するのも怖いし)。

「ねーねー、渡部さんがバット振り回して危ないよ。」
お父さん・お母さん、先生やもしもしのスタッフ、周りのおとなは危険な行為を止めてくれます。

『言いつけ』してよかった◎

あ!今度はこっちで人の嫌がることしてる!

「田中さん嫌がってるよ、助けてあげて。」
エラい!
『言いつけ』は、周りのお友達を助けることもあるのです◎
『言いつけ』はどんどんしましょう◎
とっても良いこと ☺︎
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あ、今度はそっちで宿題をやっている子がいますね。

「ねーー!先生。田中さん、答え見ながら宿題やってるよ!」
はい、この『言いつけ』ももちろん良いこと……
……ではない様子ですね、おとなの松本さん?
「これを見てください!」

あ!狐の尻尾が付いてる!
どういうこと??

みんなは『虎の威を借る狐』ということわざ(*故事成語)を知っていますか?
自分の力じゃ何もできない狐が、虎の力を借りて威張るということわざです。
田中さんのことは、渡部さんには直接関係がありません。
「田中さん怒られればいいのに。」という動機から始まっています。
おとなの力を借りてそんな意地悪をする子には、こういう尻尾が生えちゃうかも!

痛っ!
「ねー!先生!田中さんがわざとボールぶつけてきたよ!」
ただのキャッチボール。相手が悪くないのも本当はわかっているけど、
仕返ししたいという気持ちから『言いつけ』をしてしまっているのです。
そんな彼のお尻にももちろん、

尻尾が生えています。
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『言いつけ』『告げ口』『チクり』。
大人に報告するという行為は、どうしてこんなに印象の悪い言葉ばかりなのでしょうか。
自分では解決できないことは大人に正直に話してくれるのが、本来一番いいことなのに…。
だったら、『いい言いつけ』と『狐の言いつけ』の区別がつけられるようになれば、
自分の判断で正しい『言いつけ』ができるようになりますね◎
子ども達にはまだ難しい問題かもしれませんが、
ちょっとした例題を用意してみました。

① 「先生、高いところに登ろうとしてるお友達がいるよ。」
② 「先生、小さい子が棒でツンツンされて怖がってるよ。」
③ 「先生、ボクが使ってたレゴ取られたよ。」
さぁ、狐の尻尾が生えてきちゃったのはどの子でしょうね?






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