SST 『 人の気持ちになってみる - テレパシキャップ - 』
- moshimoshisapporo
- 2020年5月27日
- 読了時間: 2分
更新日:2020年6月25日
こんな子いませんか?

挨拶がわりに人を叩いたり、乗っかったり、カンチョウしてくる子。
こんな子いませんか?

人の作ったものや描いたものを勝手に取ったり、無理やり使ってぐちゃぐちゃにしちゃう子。
最初の関わり方が、乱暴だったり一方的になっちゃうそんな子たちも、きっとただみんなと遊びたいだけなのではないでしょうか?
「自分がされたらどう思う?」
「人が嫌がることはしないでね。」
そんなありきたりな注意は、耳から耳へとすり抜けていきます…。
そんな時はこれを使いましょう!

『テレパシキャップ』!
この帽子は、相手の気持ちや痛みがわかるようになる道具です。
お友達が嫌な気持ちになったら、自分にも嫌な気持ちが伝わってくるし、
お友達を叩いたら、その痛みがテレパシーとして跳ね返ってくる道具なのです!
さっきの子に、これ被ってもらったらどうなるでしょうね?

さぁ、時間を巻き戻して見てみましょう。
⇦⇦⇦⇦⇦⇦⇦⇦⇦⇦⇦⇦

「うぇい!うぇい!」
またまたバシバシ乱暴な関わり方してますね。
そんなとき!
ピピピピッ!ピピピピッ!

ドガッ!バコッ!ボゴッ!
相手の痛みが、テレパシキャップを通して伝わってきました!
「うわあああぁ!これは痛い!軽く叩いたつもりでも、相手はこんなに痛いと思っているのか⁈」
はたまた人の絵に、勝手にラクガキしちゃいました。

もちろん、こうなります。
ピピピピッ!ピピピピッ!

グシャグシャグシャ!
「ひ!ひどい!大事な服をぐちゃぐちゃにされちゃった!あの子はこんな気持ちだったのか。」

「僕はこんなに人を傷つけていたなんて…。テレパシキャップがなかったら気づけなかった…。」
そう。
『人の気持ちになってみる』なんてことは、そう簡単にはできません。
それでも今日のお話を聞いた子ども達は、
『人の気持ちになってみる』とはどういうことなのか
を、楽しく視覚的に理解してくれたのではないかと思います。
人の気持ちになってみたら、もう痛いことしないよね?
人の気持ちになってみたら、おもしろ半分でひどいことしたり言ったりできなくなるね ☺︎
今日のSSTの後、余暇の時間にドッチボールをしたのですが、
女の子を相手にボールを優しく投げてくれる男の子を見ました。
普段とは違う姿を見せてくれたそんな彼に、
「人のことを考えてくれているんだな。」
と、感動し、嬉しくなりました ☺︎
本当に子ども達は素敵です◎
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